はじめに
都度、書き足すつもり。 メモ書き程度のまとまり。 理系の自分、実際に利用したみた自分だからこその観点があれば。
Stable Diffusion が急速な勢いで成長していく中、著作権問題や児童ポルノ問題、名誉毀損など問題が山積みだと思っている。 法整備が行き届いていないせいで、手書きイラストレータの作品や名誉が踏み躙られている現状と見ている。
生成AI の善悪
論争を引き起こすものというのは、メリットデメリットが揃っていて、どちらも社会に与える影響が大きいものなのだろう。もちろん生成 AI も同様だ。 他にまとまったサイトがあるので、そちらも参考にされたい。
- https://www.ushijima-law.gr.jp/client-alert_seminar/client-alert/chatgpt/
メリット・使い道
- 鑑賞
- イラスト作成の手本になるかも
- デメリット
非実在児童ポルノ
興味深い問題。
前提
実在児童ポルノは断じて許されるべきではない。それは現行の法律で、きっちり裁くことができる。問題は非実在児童ポルノである。
児ポの定義
非実在人物であれば、児ポ画像を作って良いのか。 wikipedia をソースにして申し訳ないのだが、法律の引用をどこからすべきか不明だったので、
を参考にしてみると、どうやら定義が曖昧らしい。 定義がはっきりしないのが、現実世界とサイエンスの世界の違いだよなぁと思う私。 そしてそれが社会問題の面白さだとも思う。
解決するために
私としては、 児ポの定義をはっきりしない限り話は一切進まないだろう、ということである。 現在は曖昧ながらも、 * 衣服の全部または一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの と定められているらしい。
私としては、児ポ法が存在する意義は、というか法律が存在する理由は「被害を受ける人間を減らすこと」にあると思っている。表現の自由と対立してしまうと思うのだが、児ポの規制を強化し、未来ある子どもたちの人生を守ってあげるのが大人として、国としての筋だと思っている。確かにおじさんの表現の自由も大事だが、それよりも性的虐待を受けて精神的ダメージ受けてしまう児童を予防することの方が日本の未来のために重要なのではないか。国家とは、国が国として未来永劫機能するように働くものなのではないか。若者、子供は国にとっての宝であり、それを守るのが我々大人の役割ではないか。そしてそれを代表し、法律を制定するのが国の役割ではないだろうか。今述べたように、日本の未来を支える児童を守るために、児童の性的虐待の様を再現し、見世物とする生成AI の非実在児童ポルノの画像には規制をかける必要があると思っている。
ただ、難しいのが、
- 大人より子供を優先したこと
- 大人の表現の自由より、児童の未来が大事だと言い切った
- 非実在児童ポルノのコンテンツが実際のところ児童の性的虐待を促すかどうかがわからない。
- wiki によれば 2009 くらいに研究調査が行われたとか。
- 暇な時があったら、研究結果を見てみようと思う。
結論 for 児ポ
結局、最後は、「自分が何を優先したいか」に落ち着く気がする。そうではなくとも、自分の意思が重要な問題であることは明らかだろう。 したがって、政治に積極的に関わっていかねばならない。
法律についてはあまり詳しくないが、サイエンスの方面で一流を目指し、いつか政治の世界に関わりたいなぁ。
肖像権
これについては多分はっきりしていて、
- 非実在人物なら問題なし
- 実在人物にかなり似ていて、かつ使用目的がよろしくないもの
- 名誉毀損になるかも
- 黙って local に保持しているだけなら問題なし
- model の upload だけでは罪にならないが、良くない image の upload は犯罪。
- 逆に model の install やその model を用いた画像生成は許されるであろうが、アップロードは許されないケースがある。
という形で良いと思われる。
著作権侵害
これは本当に甚大な問題。 仮に法律が整備されたとしても、Stable Diffusion のソフトウェアが各 local にインストール済みのため、根本的に廃絶することは難しいだろう。画像生成自体を阻止するのは無理だと判断するべき。どう考えても。(それを言ってる人がいたら、IT のこと何も知らんのやなと。)
イラストレータの画像を学習し、往々にしてそれを上回る画像を生成し、市場にて逆襲してくる問題を何とかしたい。要は、恩を仇で返さないで欲しいということ。
恩を仇で返させまい。
僕は一つの解決策を提案したい。 恩返しさせる方法が、あるかも。非常に難しいが。 それは、
- 国が AI クローリング用のサイトを用意する。
- 国が猥褻な画像を保管することになるというのは、自他国ともに非難が殺到するかもだが。
- 前提として
- 当該 AI クローリングサービスが、他のイラスト共有サービスより圧倒的にクローリングしやすくなければならない。
- そうでなければ、AI 利用者は確実に他のサービスを利用し、イラストレータ情報を含まない画像をクローリングすることになってしまう。
- 当該 AI クローリングサービスが、他のイラスト共有サービスより圧倒的にクローリングしやすくなければならない。
AI ユーザは、画像クローリング時に製作者情報も取得するようにする。
- イラストレータは、AI クローリングサービスに登録し、そこにイラストをアップロードする。そして、アップロードされたイラストにはその作者の名前や ID が付与される。
AI ユーザはモデル作成時(&画像作成時)に、必ず参考にしたイラストレータ情報やイラスト ID を吐き出さなければならない。
- それをしていないAI コンテンツを随時違法にするとか
- Civitai にもかけあって、LoRa のフォーマットにイラストレータ属性を追加するように頼むとか
こういった方法を取ることができれば、自然と、生成された画像がどのデータを学習に使ったのかがはっきりし、ある程度イラストレータの広告にも繋がるはずである。
もちろん、これは一切、根本的な解決策じゃないし、実現可能性も低い。 しかし、一つの方法なのかなと思う。
まとめ
法律や権利が絡んだ社会問題って難しいなぁ(非制限用法のwhich。つまり、全社会問題は法律や権利が絡んでいるだろうということ)。
新たな問題提起
それにしても、国は本問題に関して対応が遅れすぎだと思う。 その理由は国会に文系ばかりが集まっているからなのではないか? 知識の少ない文系の議員等が専門家の話だけを聞いて、何ができて何ができないのか大局的なものの見方ができず、したがって、一手二手と遅れているのではないか? 無論、難しい問題であることは確かだ。しかし、それは対応が遅れてよいことの理由にはならないだろう。
私は、文系の政治家に対して怒っているのではない。理系を排斥するなとか、文系のくせにとか、言ってるわけではない。 私が思っているのは、 「理系の学者こそ、興味の幅を広く持って、政治世界に足を踏み入れるべきである。」 ということである。
無論、私は広い視野を持ち、政治にも踏み込んだ人生を送るつもりである。
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